Webサイトと速度
バッファブロート:ネットワークが混むと通話が遅れる
バッファブロートとは、ネットワーク機器がバッファにデータを溜めすぎることで生じる遅延です。ネットワークが混んでいる間、通話やゲームが遅れます。
症状
- バックアップやアップロードの実行中に、通話がフリーズしたり音声が途切れたりする。
- 別のデバイスがダウンロードすると、ゲームが遅れる。
- 大きな転送中はページの読み込みが遅いのに、速度テストは速い。
考えられる原因
- ルーターやモデムの大きなバッファ。回線がいっぱいになると、パケットは長いキューで待たされます。待つたびに遅延が増えます。
- 回線を埋めるアップロード。アップロードの容量はダウンロードよりかなり小さいことが多く、アップロードですぐにいっぱいになります。
- ルーターにキュー管理がない。スマートキュー管理(SQM)はキューを短く保てます。ただし、すべてのルーターにあるわけではなく、オフになっていることもあります。
確認方法
ほかに何もネットワークを使っていないときに
networkQualityを実行します。応答性(Responsiveness)をメモします。networkQuality別のデバイスで大きなアップロードかダウンロードを始めます。もう一度テストを実行します。
networkQuality2つの結果を比べます。負荷時に応答性が大きく下がれば、バッファブロートです。
簡単なテストとして、アップロードの実行中にサーバへpingを送ります。時間が増えていくのがわかります。
ping 1.1.1.1pingを止めるには、Control-Cを押します。
解決方法
ルーターの設定を開きます。SQM、スマートキュー管理、または同様のQoS設定を探します。
ルーターにその設定があれば、オンにします。速度の値はルーターのメーカーの説明に従ってください。
ルーターにその設定がなければ、大きなアップロードやバックアップは通話しない時間帯に予約します。
大事な通話の間は、クラウド同期を一時停止します。
モデムやルーターがキュー管理に対応しているか、プロバイダに問い合わせます。
Kilobatを使う場合
Kilobatの速度テストは負荷時の遅延を報告します。バッファブロートを「低」「中」「高」「判定不能」で評価します。
kilobat speedtest --json出力
addedLatencyMsとbufferbloat、通話とストリーミングの判定付き。追加の遅延が15ms未満なら「低」、60ms未満なら「中」、60ms以上なら「高」です。
アップロードしているアプリを見つけるには、リアルタイムの通信をアップロード順に並べ替えます。
kilobat status --watchProとネットワークフィルタがあれば、通話の間だけアプリをブロックできます。通話のカクつきをテストするを参照してください。
よくある質問
バッファブロートはMacの問題ですか?
ふつうは違います。大きなバッファがあるのはルーター、モデム、またはプロバイダのネットワークです。Macは影響を表示しているだけです。
速いプランにすればバッファブロートは直りますか?
必ずしもそうではありません。容量が増えると改善することはありますが、転送が回線をいっぱいに使えば、やはりキューは埋まります。
出典
- Bufferbloat.net:Introduction
- Appleサポート:Apple Network ResponsivenessでWi-Fiネットワークをテストする
- networkQuality(8)、macOS 27.2に付属のmanページ
- ping(8)、macOS 27.2に付属のmanページ
出典は2026年10月29日に確認しました。manページはmacOSに付属のものです。「ターミナル」でman <name>を実行すると開けます。