公衆Wi-Fiとプライバシー

iCloudプライベートリレーで一部のWebサイトが正しく動かない

iCloudプライベートリレーは、Safariの通信を2つのリレーに通します。そのため、IPアドレスに依存するサイトの動作が変わることがあります。

対象:プライベートリレーにはiCloud+またはApple Oneのサブスクリプションが必要です。一部の国や地域では利用できません。手順はmacOS 13 Ventura以降のものです。確認日:2026年10月29日

症状

  • サイトにサインインするとき追加の手順を求められる、または確認ページが表示される。
  • サイトに違う地域向けのコンテンツが表示される。
  • ほかのブラウザでは動くのに、Safariではサイトが動かない。
  • ネットワークがプライベートリレーに対応していないというメッセージが表示される。

考えられる原因

  • サイトがIPアドレスを使っている。Appleによると、IPフィルタリング、監視、レート制限を行うサイトは、プライベートリレーをブロックしようとすることがあります。
  • IPアドレスによる位置情報。プライベートリレーは一時的なIPアドレスを割り当てるため、位置の精度が下がることがあります。
  • ネットワークが対応していない。プライベートリレーをブロックするネットワークもあります。
  • ほかのネットワークソフトウェア。Appleによると、VPNやインターネットフィルタのソフトウェアがプライベートリレーの動作を妨げることがあります。

確認方法

  1. アップルメニュー >「システム設定」と選択します。自分の名前をクリックし、「iCloud」、「プライベートリレー」の順にクリックします。

  2. プライベートリレーの状態と「IPアドレスの位置情報」の設定を確認します。

  3. Safariで「表示」>「再読み込みしてIPアドレスを表示」と選択します。これでサイトが動けば、プライベートリレーが原因です。

解決方法

  1. 特定のサイトだけなら、Safariで「表示」>「再読み込みしてIPアドレスを表示」を使います。これは今回のページ読み込みにだけ適用されます。

  2. 地域のコンテンツを見るには、「IPアドレスの位置情報」を「おおよその位置情報を保持」に設定します。

  3. 特定のネットワークだけなら、ネットワークの詳細で「IPアドレスのトラッキングを制限」をオフにします。MacでIPアドレスのトラッキングを制限するを参照してください。

  4. プライベートリレーを一時的にオフにするには、「明日までオフにする」を選択します。

  5. VPNやフィルタのアプリがプライベートリレーを妨げている場合は、そのアプリをオフにするか削除します。

よくある質問

プライベートリレーでネットワークプロバイダからIPアドレスを隠せますか?

いいえ。Appleによると、ネットワークプロバイダと1つ目のリレーはIPアドレスを見ることができます。ただし、どのサイトにアクセスしているかは見えません。

プライベートリレーをオンにすると速度テストが遅くなるのはなぜですか?

Appleによると、プライベートリレーは単一の接続を使うため、速度テストの結果が低く出ることがあります。

プライベートリレーはVPNのように動作しますか?

いいえ。AppleはSafariでのブラウズを保護するために設計しています。すべてのアプリに使えるVPNではありません。

出典

出典は2026年10月29日に確認しました。manページはmacOSに付属のものです。「ターミナル」でman <name>を実行すると開けます。