DNS

Macで暗号化DNSを使う

通常のDNSの問い合わせは暗号化されていません。macOS 11以降では、「DNS設定」のプロファイルをインストールすると、DNSをHTTPSやTLSで送れます。

対象:暗号化DNSはmacOS 11 Big Sur以降。プロファイルの手順はmacOS 13 Ventura以降のものです。確認日:2026年10月29日

症状

  • ネットワーク上のほかのデバイスに読まれないDNS問い合わせにしたい。
  • DNSプロファイルをインストールしたあと、ホテルやカフェのログインページが開かない。
  • DNSプロファイルをインストールしたあと、社内の名前が使えなくなった。

考えられる原因

  • 通常のDNS。デフォルトでは、MacはDNSの問い合わせを暗号化せずにネットワークのサーバに送ります。
  • 「DNS設定」のプロファイル。AppleのDNS Settingsペイロードは、HTTPSまたはTLSプロトコルを使う暗号化DNSサーバを設定します。
  • ネットワーク本来のDNSを妨げるプロファイル。キャプティブポータルや会社のネットワークは、動作に独自のDNSサーバを必要とすることがよくあります。

確認方法

  1. DNSプロファイルがないか確認します。macOS 15以降では、アップルメニュー>「システム設定」>「一般」>「デバイス管理」を選択します。

  2. macOS 13と14では、アップルメニュー>「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「プロファイル」を選択します。

  3. macOSが今使っているDNS構成を表示します。

    scutil --dns

解決方法

  1. DNSプロバイダからプロファイルを入手します。多くのプロバイダがAppleデバイス用のプロファイルを公開しています。

  2. プロファイルのファイルを開きます。macOSが「ダウンロード済み」セクションに追加します。

  3. macOS 15以降では、アップルメニュー>「システム設定」>「一般」>「デバイス管理」を選択します。

  4. macOS 13と14では、アップルメニュー>「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「プロファイル」を選択します。

  5. 「ダウンロード済み」の下にあるプロファイルをダブルクリックします。内容を確認してから、「インストール」をクリックします。

  6. 暗号化DNSをやめるには、プロファイルを選択して削除ボタンをクリックします。

  7. ログインページが開かない場合は、プロファイルを削除してログインし、そのあとでもう一度インストールします。

Kilobatを使う場合

  1. CLIは、指定したHTTPSエンドポイント用のDNS over HTTPSプロファイルを書き出します。インストールする前に内容を確認してください。

    kilobat dns-profile https://dns.quad9.net/dns-query > Kilobat-DNS.mobileconfig
  2. Kilobatはプロファイルをインストールしません。上の手順でインストールしてください。

よくある質問

プロファイルはすべてのネットワークで有効ですか?

Appleのドキュメントによると、MDMから配布されたプロファイルは管理対象のWi-Fiネットワークにだけ適用されます。自分でインストールしたプロファイルは、モバイルデータ通信のネットワークにも適用されます。

プロファイルは削除できますか?

はい。「デバイス管理」または「プロファイル」で選択し、削除ボタンをクリックします。組織から配布されたプロファイルの中には、管理者しか削除できないものもあります。

出典

出典は2026年10月29日に確認しました。manページはmacOSに付属のものです。「ターミナル」でman <name>を実行すると開けます。